| 人間社会の本質というのは、多くの人と交わり、コミュニケーションをとるということです。しかしながら、人が生きる上では、これが一番面倒くさいことでもあり、やもすれば、コミュニケーションが上手に取れないことから、最近話題の引き篭もりに発展すると思います。 どうして、上手にコミュニケーションが取れないのか。それは、自分と相手の力関係の把握と、相手の深層心理が理解できていないからです。人は、生まれながらにして、平等ではありません。人が二人以上集まれば、必ず、序列ができます。その序列の中で、コミュニケーションを取ろうとすれば、自分の位置を自覚する必要があります。自分より、序列が下位の人にはそれ程神経質になる必要はありませんが、上位の人に対しては、相手の気分を損ねないようにすることを心がけなければなりません。また、相手の深層心理が理解できなければ、相手が本当はどう思っているのか、相手の発言の真意はどこにあるのか、がわかりません。わからない中で、不用意な発言をすると、相手の神経を逆撫でたり、侮蔑されたりします。 韓非は言います。 「正論を言うのは難しいことではない。本当に難しいのは、相手に正論を言って、それを理解させ、納得させることである。」 みなさんも、韓非が残してくれた「韓非子」から、人間社会で必要なコミュニケーションを上手に取る方法を楽しみながら身につけましょう。 ※「韓非子」の内容は、列伝にもあるように、後世に追加された疑いが強いものが多く含まれます。また、内容が似通っていたり、他誌からの引用も多いので、本コーナーでは、「韓非子」オリジナルと思われる逸話を中心にお伝えしたいと思います。 |
| 韓非列伝 |
| 第10篇 十過 | |||
| 第一過 小忠をもって大忠を損なう | 穀陽の浅慮と楚将子反を襲った悲劇 | ||
| 第二過 小利をもって大利を損なう | 虞公の欲に目が眩んだ愚行 | ||
| 第三過 勝手気ままな行動をする | 悪逆非道の楚の霊王の最後 | ||
| 第四過 音楽に耽る | 快楽に溺れた晋の霊公の過ち | ||
| 第五過 貪欲は破滅のもと | 自分の欲望で身を滅ぼした知伯 | ||
| 第六過 美女は亡国のもと | 美女に心を奪われた西戎国王の悲劇 | ||
| 第七過 留守は危険のもと | 旅行の最中に国を奪われそうになった田成子 | ||
| 第八過 過ちは失笑のもと | 管仲の意見に従わなかった桓公の悲劇 | ||
| 第九過 他力本願は貧乏のもと | 楚を信じた韓君の後悔 | ||
| 第十過 無礼は国家断絶のもと | 重耳に無礼をはたらいた曹君の悲劇 | ||
| 第7篇 二柄 | |||
| 第一節 二柄とは?? | 韓非子が教える部下を管理する方法 | ||
| 第二節 評価の方法 | 韓非子が教える評価の方法 | ||
| 第三節 君主の悩み事 | 韓非子が教える上司の悩み事 | ||
| 第11篇 孤憤 | |||
| 第一節 法術家と重臣 | 組織を骨抜きにする重臣と敵対する法術家 | ||
| 第二節 法術家が重用されない理由 | 信用されている重臣とされていない法術家 | ||
| 第三節 支配権とは | 実権を重臣に奪われた君主の末路は・・・・ | ||
| 第四節 小国の側近 | 重臣の害は、大国も小国も同じ | ||
| 第五節 重臣の大罪と君主の過失 | こんな国が滅びない訳が無い!! | ||
| 第30篇 内儲説(上) | |||
| 第1話 七術と六微 | 君主たる者がしなければならないこと | ||
| 第2話 第一術 言行を照らし合わせること | 臣下を管理する上で重要なこと | ||
| 第3話 竈の夢を見た道化師 | 侫臣を排除する方法 | ||
| 第4話 大勢でいれば迷わない話 | 民主主義を有名無実にする方法 | ||
| 第5話 斉人が黄河の神を王に見せた話 | ないものをあるように見せかける方法 | ||
| 第6話 『国の半分を失った』という話 | 意見が一つに偏るということは?? | ||
| 第7話 魯の豎牛が叔孫豹を餓死させた話 | 一人意見ばかりを信用すると・・・・ | ||
| 第8話 江乞が楚国の風俗を説いた話 | 告げ口を封じてしまうと・・・・ | ||
| 第9話 臣下を競わせようとして失敗した話 | 物事の本質を知らないと・・・・ | ||
| 第10話 三人市場虎を為す話 | どんな嘘でも、3人に言われると・・・・ | ||
| 第11話 第二術 罪を犯した者を必ず罰すること | 臣下を管理する具体的な手法@ | ||
| 第12話 趙の董子が石邑を巡察した話 | 切り立った崖から政治の要諦を悟る | ||
| 第13話 鄭の子産が子叔に政治の要諦を教えた話 | 水への憧れと、烈火の威力 | ||
| 第14話 孔子が季節外れの霜を解説した話 | 天が常軌を逸すると草木が背く | ||
| 第15話 商の灰を道に捨てた罪の話 | 厳罰主義の必要性 | ||
| 第16話 楽池の隊列の指揮官の話 | 威厳と利益が人を指導するのに重要 | ||
| 第17話 秦の商鞅が軽い罪を重く罰した話 | 罰したくないからこそ、厳罰主義を!! | ||
| 第18話 麗水の流れが死体で堰き止められた話 | 抜け道があると、決して後を絶たない!! | ||
| 第19話 積沢での火事の話 | 人の嫌悪を利用して管理する | ||
| 第20話 仁愛に過ぎた斉の威王の話 | 過ぎたるは及ばざるが如し!! | ||
| 第21話 慈悲深かった魏の恵王の話 | 小仁をもって大仁を損なうことになる!! | ||
| 第22話 斉の管仲が死人を斬罪にした話 | 人の行動は損得で決まる!! | ||
| 第23話 衛の嗣公が囚人を買い戻そうとした話 | 法の適用は、一邑よりも重い!! | ||
| 第24話 第三術 功績を上げた者を必ず賞すること | 臣下を管理する具体的な手法A | ||
| 第25話 田文が臣下は鹿と同じだといった話 | 臣下は草を食む鹿と同じ!! | ||
| 第26話 越王勾践が宮殿を焼いた話 | 火事で部下の忠誠心を試す!! | ||
| 第27話 呉起が車軸を立てかけた話 | 法の信頼を勝ち取るために・・・・ | ||
| 第28話 李□が裁判の勝敗を弓で決めた話 | 弓で裁判を決めた本当の理由は・・・・ | ||
| 第29話 宋で喪に服して痩せ衰えて死んだ話 | 親孝行も金で買える!! | ||
| 第30話 越王勾践がガマ蛙に敬礼した話 | ガマとハサミは使い様!? | ||
| 第31話 韓の昭侯が古着をしまいこんだ話 | 名君はケチと言われる | ||
| 第32話 鰻や蚕を手で掴む話 | 金になるなら誰もが勇者!! | ||
| 第33話 第四術 情報は一人一人確認すること | 臣下を管理する具体的な手法B | ||
| 第34話 魏が韓に併合を求めた話 | 大国の横暴に対する名回答!! | ||
| 第35話 笛を吹かせる話 | 組織に紛れて甘い汁を吸う話 | ||
| 第36話 臣下の力を借りて主君の意向を試した話 | 情報源を押さえると効用 | ||
| 第37話 河東の割譲問題を表裏から議論した話 | 難しい選択問題を解く方法 | ||
| 第38話 上党の軍の問題を表裏から意見した話 |
利害を示して思考を誘導する方法 | ||
| 本サイトは、個人的な経験及び考えに基づいて構成されていますので、その内容において、正確性、信頼性および利益性を保証するものではありません。ですから、原因のいかんに関わらず、当方では、一切の責任を負いません。また、本サイトの情報に基づいて行った投資行為その他の損害についても、一切の責任を負いません。投資その他の行為については、自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。投資の最終判断、最終責任は、全てご自身でお願いします。 |