| 第3回 日本人の妄想 |
今までの日本人は、競争するのは悪いこと、平等が一番ということを教えられてきました。 みなさんも、そうではないですか?? 私の時代はそうでした。 能力の優劣に関係なく、等しく扱われるのが良いことだと教えられてきました。 その結果、社会がゼロサムゲームで成り立っていることを、日本人は忘れてしまっていたのです。 私も、当然、社会に出るまで、この理を知りませんでした。 「みんな仲間なんだから助け合おう。」と、一見、賛成したいような言葉ですが、その裏の意味である、「できる人は、できない人の面倒をみよう。」ということを知りませんでした。 バブルが崩壊して、会社自体もそうですし、労働者個人も余裕がなくなりました。 自分の取り分を確保するのに精一杯で、他の仲間を助ける余裕がなくなったのです。 この瞬間から、「できる人は、できない人の面倒をみよう。」という言葉は、「できないのは自己責任なのだから、できない人は自分で責任を取ろう。」という言葉に替わりました。 すると、今まで平等が当たり前で、知らない間に、他の人のモノを搾取していた人は、ある日突然、ドロボウよばわりされ、追放されることになってしまったのです。 これは、会社レベルではリストラであり、社会レベルでは倒産ということになります。 ここで考え下さい。 何が本当に怖いかということを。 もし、自分が他人のモノを搾取しているという自覚があれば、多くの人は、そうならないように努力したはずです。 少なくとも、自分の取り分くらいは自分で稼ごうとしたはずです。 しかし、搾取していることを知らずに、そのことが当たり前のこととして、何の疑いも無く働いてきたのです。 それこそ、自分自身では真面目に働いてきたのです。 それなのに、ある日、突然、ドロボウ呼ばわりされ、クビになるのです。 こんな理不尽なことは、ないとは思いませんか。 ですから、無知ほど怖いものは無いのです。 多くの日本人は、妄想を現実のものと思い込まされて生きてきました。 それが、バブル崩壊により、突如として、現実の世界に引き戻されたのです。 当然、多くの人は、その厳しい現実に対応できていません。 しかし、対応できなければ、残されているのは死のみです。 みなさんも、これから厳しい社会の中で、生き残らなければなりません。 その為には何が必要か、もう一度、良く考えみて下さい。 |
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