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中学生の投資学
☆☆これから社会に出る子供たちのための投資講座☆☆



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第3回 日本人の妄想

 今までの日本人は、競争するのは悪いこと、平等が一番ということを教えられてきました。
みなさんも、そうではないですか??
私の時代はそうでした。
能力の優劣に関係なく、等しく扱われるのが良いことだと教えられてきました。
その結果、社会がゼロサムゲームで成り立っていることを、日本人は忘れてしまっていたのです。
私も、当然、社会に出るまで、この理を知りませんでした。
「みんな仲間なんだから助け合おう。」と、一見、賛成したいような言葉ですが、その裏の意味である、「できる人は、できない人の面倒をみよう。」ということを知りませんでした。

 バブルが崩壊して、会社自体もそうですし、労働者個人も余裕がなくなりました。
自分の取り分を確保するのに精一杯で、他の仲間を助ける余裕がなくなったのです。
この瞬間から、「できる人は、できない人の面倒をみよう。」という言葉は、「できないのは自己責任なのだから、できない人は自分で責任を取ろう。」という言葉に替わりました。
すると、今まで平等が当たり前で、知らない間に、他の人のモノを搾取していた人は、ある日突然、ドロボウよばわりされ、追放されることになってしまったのです。
これは、会社レベルではリストラであり、社会レベルでは倒産ということになります。

 ここで考え下さい。
何が本当に怖いかということを。

 もし、自分が他人のモノを搾取しているという自覚があれば、多くの人は、そうならないように努力したはずです。
少なくとも、自分の取り分くらいは自分で稼ごうとしたはずです。
しかし、搾取していることを知らずに、そのことが当たり前のこととして、何の疑いも無く働いてきたのです。
それこそ、自分自身では真面目に働いてきたのです。
それなのに、ある日、突然、ドロボウ呼ばわりされ、クビになるのです。
こんな理不尽なことは、ないとは思いませんか。
ですから、無知ほど怖いものは無いのです。

 多くの日本人は、妄想を現実のものと思い込まされて生きてきました。
それが、バブル崩壊により、突如として、現実の世界に引き戻されたのです。
当然、多くの人は、その厳しい現実に対応できていません。
しかし、対応できなければ、残されているのは死のみです。
みなさんも、これから厳しい社会の中で、生き残らなければなりません。
その為には何が必要か、もう一度、良く考えみて下さい。


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