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中学生の投資学
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第8回 少子高齢化

 散々、新聞やニュースで騒いでいますから、みなさんも、言葉くらいは知っていますよね。
少子高齢化とは、少子と高齢化という二つの問題を一つにしたものです。
少子とは、子供が減ることであり、高齢化とは、国民の平均年齢が上昇することです。
これがどうして問題なのか、今から考えて見ましょう。

 少子がどうして問題なのか。
それは、具体的に考えてみれば直ぐにわかります。
あなたが結婚をして、子供が一人生まれた場合と、二人生まれた場合を考え下さい。
そして、あなたが年老いた後、子供の負担を考えるのです。
その負担は、金銭的なものだけでなく、時間的なものとか、精神的なものとかも含みます。
子供が一人しかいないとき、あなた方夫婦2人分の負担を子供一人で背負わなければなりません。
しかし、子供が二人いれば、あなた方夫婦の負担を折半して背負うことができます。
子供にとって、どちらの負担の方が軽いでしょうか。
当然、二人で折半する方が軽いに決まっています。
これは、国家全体で考えても同じです。
親世代二人に対して、子供世代が何人いるか??子供世代が二人いれば、負担は重くも軽くもありませんが、二人以下なら重いという訳です。
去年の日本の出生率は1.29人ですから、2人をはるかに下回っています。
つまり、子供世代に対する負担が、非常に大きいということです。

 また、同様に高齢化がどうして問題なのでしょうか。
高齢化というのは、少子化が進まなくても、平均寿命が延びれば起こります。
平均寿命が延びるのが、どうして問題なのか??
長生きは良いこととして、政府は長生きしている人たちに表彰までしています。
それなのに、どうして問題になるのか。
それは、長生きすれば、それだけ年金や医療保険の費用がかかるからです。
政府の目算より、多くの国民が長生きすれば、それだけ年金や健康保険料が必要となるため、財政的に問題になるのです。

 今の日本は、この二つの問題が同時に進行しています。
この二つの問題を打開するには、若い人たちには早婚多産を奨励し、高齢者には早死にを奨励する以外は、他国からの移民を受け入れるしかありません。
しかし、早死にを奨励するのは、モラル的に許されるものではありません。
また、他国からの移民の受け入れは、単一民族国家である日本にとっては、非常に難しい問題を孕んでいます。
ですから、現実としては、早婚多産を奨励するしかないのです。
しかし、少子高齢化が問題視されてから20年以上が経過しており、この問題は、簡単に打開できないレベルにまで大きくなっています。
こうなると、われわれは、自分自身で、更なる少子高齢化の社会に備えなければならないことになります。
そのために必要なものは何かを考えると、結局は、お金ということになります。
年金などを当てにせずとも生きていけるだけの蓄えが必要ということです。


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