| 第10回 普通ではダメなわけ |
日本は平等が一番という教育を行ってきましたので、当然、他者より抜きん出ることは良くないこととされてきました。 これは、言い換えれば、普通が一番ということになります。 「出る杭は打たれる。」という諺は、日本社会のためにあったような諺です。 ところが、前回お伝えしたように、日本は、徐々にではありますが、「負」の社会に移ってきています。 普通に真面目にしているだけでは、ジリ貧になってしまう社会に変貌してきているのです。 ところが、現実社会では、ジリ貧程度では済んでいません。 まだ、人口の減少期に入っていないのに、加速度的に環境は悪化してきています。 それは、なぜでしょうか。 みなさん、わかりますか。 それは、普通ではない人がいるからです。 拡大期であれば、普通にしていれば前年+α程度の業績が期待できました。 また、一所懸命に頑張れば、普通以上の好業績が得られました。 ところが、今の日本は、減少期にはなっていませんが、拡大期でもありません。 つまり横這いの時期です。 減らない代わりに、増えもしない時期です。 こういう時期にも、やはり頑張る人はいる訳です。 一所懸命に頑張って、好業績を上げようとする人がいる訳です。 ところが、全体としてのパイは、増加しません。 彼らが得る好業績はどこから来るのか。 わかりますね。 普通にしている人の分を奪うことにより、好業績を達成しているのです。 ですから、減少期に入っていないにも関わらず、普通にしていれば、ジリ貧の状態になっているのです。 これが、減少期に入ったらどうなるのか、みなさん、わかりますね。 われわれは、普通に、真面目にしているのが一番と教えられ続けてきました。 しかし、これからの社会では、普通に真面目にしているだけでは、一所懸命頑張る人たちに敗れてしまうのです。 現状を維持するだけでも、それなりの工夫や努力が必要となるのです。 問題の先送りや、真面目にやっているだけで満足している場合ではありません。 何か新しいことを求めて、日々、精進しなければ、日本の「負」の世界に、飲み込まれることになってしまいます。 |
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