| 第19回 金(貴金属)の認識 |
みなさん、おかねの価値が、どれだけいい加減なものなのか、わかって頂けましたか。 おかねが大事なのは間違いないのですが、過度に信用すると、後々、大きなしっぺ返しをくらうかも知れません。 このことに注意して、上手におかねと付き合っていきましょう。 さて、今回は、金についてお伝えしようと思います。 金です、あの貴金属の金です、錬金術の金です。 金というものが、どうして人々から貴ばれるのかわかりますか。 その理由の一つは、科学的に非常に安定しているということです。 金は、他の金属に比べて、非常に酸化し難い元素です。 つまり、黒ずんだり、くすんだり、変色したりし難いということです。 光沢が、半永久的にあり、美しさを保持し続けるということです。 もう一つの理由は、希少価値があるということです。 金は、比重が高いため、地球の表面の地殻部分には殆ど存在せず、中心部分の核に多く存在すると考えられています。 つまり、我々が手に入れられる金は非常に少ないということです。 文明的に考えると、金より鉄の方が、はるかに利用価値があり、貴重な金属なのですが、産出量が比べ物にならない位に多いため、鉄は高価にならないのです。 この金という貴金属は、特に中東の人たちにとっては、非常に身近な装飾品となっています。 彼らは、おかねでの貯金は殆どしません。 余分な財産は全て金に交換してしまいます。 これは、金持ちだけではなく、一般の人たちも同じです。 みんな、おかねよりも、金を持ちたがるのです。 それは、金であれば装飾品として利用できるからという理由もあるのですが、それ以上に、歴史的に、おかねが紙くずになるという経験を、何度もしているからです。 彼らの認識では、おかねは、非常に不安定なものなのです。 おかねは、いつ紙くずに変わるかわからない、信用できないものなのです。 だから、全てを金に交換して保有するのです。 彼らの頭には、日本人と違って、価値はおかねで判断するのではなく、金の量で判断しているのだと思います。 しかし、この金にも問題があります。 それは、金は今でも掘り続けられている、つまり、人類が持つ金の絶対量は毎日、毎日増えているということです。 モノの価値は、量が減れば騰がり、増えれば下がります。 そういう意味で、金の価値というのは、徐々にですが、ゆっくりと下がっていると言えるのです。 金の価格は、その時々により、大きく上下しますが、歴史的な大きなトレンドとしては、下降トレンドと言えるのです。 ペイオフ解禁により、金を財産として保有する人が増えました。 しかし、金自体の価値は、基本的には下がる傾向にあります。 基本的に値下がりするようなもので、果たして財産が守れるでしょうか。 私が金預金等をしないのは、こういう理由からです。 |
| 本サイトは、個人的な経験及び考えに基づいて構成されていますので、その内容において、正確性、信頼性および利益性を保証するものではありません。ですから、原因のいかんに関わらず、当方では、一切の責任を負いません。また、本サイトの情報に基づいて行った投資行為その他の損害についても、一切の責任を負いません。投資その他の行為については、自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。投資の最終判断、最終責任は、全てご自身でお願いします。 |