| 第21回 外貨預金の認識 |
さて、今回は、外貨預金のお話です。 みなさん、外貨預金って聞いたことはありますよね。 簡単に言えば、外国の銀行におかねを預けることです。 国はそれぞれ、国内の景気状況に応じて、公定歩合、つまり利息を決定しています。 ですから、日本よりも高い利率の国もあれば、低い利率の国もあります。 高い利率の国の銀行に預金すると、当然、多くの利息がもらえます。 つまり、外貨預金は、日本より高い利率を設定している外国の銀行に預金して、多くの利息をもらおうとすることです。 外貨預金には、基本的に気をつけなければならないことが二つあります。 それは、為替手数料と為替レートの変動です。 為替手数料というのは、日本の「円」を、預金しようとする国の通貨に変更するときに生じる手数料のことです。 例えば、100万円を米国の銀行に預金しようとします。 すると、米国の銀行は、「円」で預金できませんから、100万円をドルに変更しなければなりません。 1ドル110円で計算すれば、100万円は、9,091ドルとなりますから、9,091ドルを預金することになります。 為替手数料は、銀行や証券会社によって異なりますが、だいたい1%程度です。 つまり、1万円ということです。 そしてこの為替手数料、ドルを「円」に戻すときにも必要になります。 ですから、100万円の外貨預金をする場合は、為替手数料として、2万円程度支払わなければなりません。 為替レートの変動というのは、「円」と他国通貨との交換割合のことです。 毎日、ニュースで、「本日の円相場は・・・。」という言葉を聞いたことがあるでしょう。 実は、円と他国通貨との交換割合は、日々、変化しているのです。 それは、各国の政治、経済、外交状況が日々変化し、それに応じて通貨の強さも影響を受けているからです。 そこで、先と同じように、ドルを例で考えてみましょう。 1ドル110円、1ドル100円、1ドル90円のときを例に考えて見ましょう。 1ドル110円、100円、90円のときの100万円は、それぞれ9,091ドル、10,000ドル、11,111ドルとなります。 つまり、1ドルに対して、円の値が低ければ低いほど、多くのドルに交換できます。 これが「円高」というやつです。 実は、外貨預金を始めるときは「円高」、止めるときは「円安」が良いのです。 1ドル90円の「円高」であれば、100万円を11,111ドルも米国銀行に預けられます。 そして、今回、利息は考えないものとして、1ドル110円の「円安」で引き出すと、1,222,210円になります。 つまり、利息が無くても、22万円が儲かるということです。 しかし同時に反対のことも考えられます。 「円安」で預金して「円高」で引き出すと、元本割れを起こしてしまいます。 更に、海外の銀行なので、倒産時の1,000万円までの元本保証はありません。 また、預金した国の通貨が使用不能となれば、紙くずにもなります。 外貨預金をするには、預金先の国が、政治的、経済的に安定していなければなりません。 また、預けるのが短期間であれば、手数料の比率が大きくなりますから、長期間でなければなりません。 しかし、期間が長くなればなるほど、政治的、経済的条件が変化し、為替相場の暴落を懸念する事態になるかも知れません。 外貨預金をするには、政治、経済、外交に、ある程度精通していなければ、安心できないと思います。 |
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