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中学生の投資学
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第25回 運用方法のまとめ

 ここ数回にわたって、資産運用の方法というものを説明して来ました。
どうです、理解できましたか。
分かり難かったですか。
一応、復習のつもりで、リスクという面から簡単にまとめてみました。

 まず、預貯金です。
1,000万円までは元本保証で安全と言われていますが、本当でしょうか。
そんなことはありません。
しっかりとリスクは潜んでいます。
それは、時間的リスクです。
例えば、100万円を1年間預金しても、400円程度しか利息はつきません。
たった400円です。
これでは、せっかくの100万円が有効に資産運用に使われたとは言えません。
また、お金の正式名称は、日本銀行券です。
つまり、日本銀行が倒産すれば、紙くずになるのです。
日本銀行が潰れる訳無いと私も思いますが、その保障はどこにもありません。
過去の日本や諸外国では、銀行が潰れることは良くありました。
敢えてこういうことを言うのは、リスクが無いと勘違いしている人が多いからです。
預貯金でも、それなりにリスクはあるのです。

 次に国債ですが、これには国の伝家の宝刀であるインフレという手段があります。
国債を発行し過ぎて償還できなくなれば、国は、お札を発行しまくれば良い訳です。
第一次世界大戦のドイツでは、敗戦による賠償金支払いのためにお札を発行しすぎて、極度のインフレを招きました。
当然、日本政府も、その気になればできる訳です。

 そして外貨預金ですが、これには交換手数料と為替差額というリスクがあります。
外貨預金ですから、当然、他国の通貨に換金して預金し、満期後は円に換金し直さなければなりません。
その換金率が片道1%なら、往復で2%必要となり、利率が5%あっても、結局は、3%しかないということになります。
また、多くの通貨は変動相場制ですから、円の強弱によって儲けも大きく変わります。
例えば、1ドル100円のときに預金し、95円のときに満期になれば、為替差損が5%も発生していることになります。
こうなると、手数料2%を合算して7%以上の利息が無ければ、損になってしまう訳です。
まぁ、逆に儲かる場合もあるのですから、これは仕方が無いことでしょう。

 更に投資信託ですが、これは株高とならない限り儲かるものではありません。
また、それ以上にバカらしいのは、管理料の名目で、儲かっていなくても数%の手数料を支払わなければならない点です。
それなら、株式投資をしている方が、はるかに効率的と言えます。

 最後に株式投資ですが、これがもっともリスクが高いと言われるものです。
大きく儲かる反面、大きく損することもあります。
しかし、他の投資方法に比べたら、手数料や管理料は無きに等しいものとなっています。

 資産運用には、様々な方法があり、それぞれに長所と短所があります。
それを充分理解して、資金の質に応じて運用方法を選択すれば、それほどのリスクは無いと思います。


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