| 第32回 株式投資とはどういうものか@ |
みなさんも、「株式投資とは、何か。」と聞かれれば、漠然とは判っていても、説明するのはなかなか難しいのではないでしょうか。 株式を買うことはわかっていても、配当金を貰うことはわかっていても、なかなか細部まで理解している方は、少ないのではないかと思います。 そこで、まず、株式投資について説明します。 そもそも、「株式投資とはなにか。」ということ以前に、「株式とはなにか。」ということから考えなければならないと思います。 株式とは、共有の形で構成されている株式会社の所有権を、證券の形に具現化したものです。 わかりやすく言えば、会社の権利書ということです。 その権利は、大別すると、配当請求権と議決権で構成されています。 配当請求権とは、会社の利益から配当金を受け取る権利であり、議決権とは、会社の重大な意思を構成するのに参加する権利です。 そもそも会社とは、株主のものであり、従業員のものではありません。 従業員は、会社の利益追求行為に従事し、会社に利益をもたらす、いわば道具なのです。 わかり易く、例を挙げて説明してみましょう。 例えば、あなたが、非常に素晴らしいものを発明したとします。 これは売れるぞ、と考え、その発明品を量産し、販売しよう考えます。 しかし、そのためには、工場の建設にかかる初期投資や、事業が軌道に乗るまでの運転資金等々の費用が必要となります。 つまり、儲かるまでに多額の資金が必要となります。 また、いくら素晴らしい発明品であっても、必ず売れるとは限りません。 売れるためには、素晴らしさ以外にも、色々な条件があるからです。 ですから、あなた一人で始めるには、リスク的にも、資金的にもかなり難しいものなのです。 そこで、あなたの負担を軽くするために、多くの友人を集めて、その発明品を生産して販売することに賛同してもらい、少額ずつの資金を融通して貰い、その事業を立ち上げるのです。 実は、これが株式会社なのです。 資金を融通した人(出資者=株主)は、その証として、融通した額に応じて権利書(株式)を発行してもらい、資金を融通したことの証明とします。 そして、その会社が発明品を売り始めて、軌道に乗り、利益を上げるようになります。 当初に資金を融通した人(株主)は、その利益の中から融通した額に応じて、一定の資金(配当金)を還元してもらうことになるのです。 また、会社にとって重大な事項は、当然、所有者である株主に大きな影響を及ぼしますから、株主総会を開催してもらい、株主としての意見を述べることができるのです。 |
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