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中学生の投資学
☆☆これから社会に出る子供たちのための投資講座☆☆



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第33回 株式投資とはどういうものかA

 前回のように会社を作ると、最初に発明品を思いついたあなたは、資金が足らずにその発明品を闇に葬る必要はありませんし、あなたの全財産を賭けて勝負するようなリスクを犯す必要もありません
失敗しても、多額の借金を背負って破産し、再起不能に陥ることありません
反対に、成功した場合には、社長として、富や栄誉を手にできるのです。
また、賛同して資金を出資した人は、失敗すればその出資した資金を失いますが、それ以上の責任を負うことはありません。(株主の有限責任)
反対に、成功すれば、半永久的に、預金の利息よりもはるかに良い配当金を受け取り続けることができるのです。
また、会社が失敗しそうな、誤った方向に進もうとする場合は、それに対して注意や意見を述べることができるのです。
つまり、株式とは、最初に説明したように、会社から配当金を受け取る権利と会社に対して意見を述べる権利と考えて問題ないと思います。
ただ、株主の意見は、人数に因る多数決ではなく、株数による多数決ですので、一般投資家の意見が通ることはまず無いのが現状です。
ですから、株式投資とは、貯金をするように、株式を買って、利息の代わりに配当金を受け取ることと言って差し支えないと思います。

 ところが後日になって、出資した資金を回収しなければならなくなったとか、出資した事業に魅力が無くなったとか、会社の方向性が気に食わなくなったとかで、出資を止めたい、つまり、株式を売りたいと考える人が必ず出てきます。
そこで株式を売却する為に、買い手を探すことになりますが、そもそも株式などというものは、誰もが欲しがるものではなく、資金的に余裕がある人しか欲しがりません。
買い手を見つけるのが難しいものなのです。
その上、仮に見つけたとしても、いくらで売買するかが問題となります。
つまり、成功して多額の配当金が貰える株式を、当初の出資額で売る人はいませんし、また、失敗していつ倒産するかわからない会社の株式を、当初の出資額で買う人はいません
適正価格の判断が難しいのです。
このような問題を解決する為に、株式市場は創設されたのです。
株式市場は、株式を売りたい人が売りたい金額で売りに出し、買いたい人が買いたい金額で買いに出し、双方の意思が合致したところで売買を成立させるというものです。
ですから、株式市場では、売買の相手を探す手間は無くなりますし、多くの売り手と買い手の意思が混在しますので、価格についても適正に近いものが期待できます
つまり、株式市場は、会社に出資する自由、しない自由を担保する、資本主義社会に無くてはならないものなのです。

 その後、株式市場が発達して、多くの株式が頻繁に取り引きされるようになると、株式投資の目的が、株主として安定的に配当をもらう(インカムゲイン)ということから、株式を商品とみなし、その値上がり益を稼ぐ(キャピタルゲイン)ということに変化して行きました。
これが実は、今の多くの投資家が求めているものであり、現在言われている株式投資は、基本的に後者を指し、本来的意味の株式投資は、省みられなくなっています。


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