アクセス解析CGI

中学生の投資学
☆☆これから社会に出る子供たちのための投資講座☆☆



トップページへ戻る

コーナートップへ戻る


第37回 波動と賞味期限

 株式売買と一般の買物の違いとしては、先に説明したように、売り手と買い手の存在にあります。
株式の売買は、お店に行って、店頭に並んでいる商品を、店側の言値で買うというのとは、根本的に違います。
店では、例えよく売れるといっても、直ぐに値上げはしません。
反対に売れないからといって、値下げもしません。
しかし、株式の売買では、瞬間的に値段が上下します
買いたい人が多ければ、瞬間的に値上がりしますし、売りたい人が多ければ、瞬間的に値崩れします
実は、これが、クセモノなのです。
この値動きの激しさに、多くの投資家がついていけないのです。

 私達は、生活の中で、値段は安定的なものとして認識しています。
多少はまけてくれることはあっても、売値としては、殆ど変化はありません。
その生活の中で意識しているのは、広告などによる安売りの日くらいのものです。
ですから、少しでも安く買おうと、安売りの日を待つことはしますが、それ以外はまず、何もしないでしょう。
例えば、近隣のスーパーや商店を見て回って、それぞれの商品の値段をチェックしたことはありますか。その値段を日々チェックして、変化の動向を確認していますか。
その確認した結果を受けて、翌日の値段の予測をしていますか。
まず、していないでしょう。
多くの方は、安売りのスーパーや安売りの日は知っていても本当にその日の値段が、他の商店に比べて安いかどうかは確認していないはずです。
確かにそのときは、一部の商品はかなり安いでしょうが、その他大部分の商品は、通常の値段のはずです。
買物に行けば、他の商店を回るのが面倒になって、売出し商品以外も買っているのではないでしょうか。
もっと怠惰な人は、売出し日なども気にせずに、高い値段で、商品を買っているのではないでしょうか。

 そこで、食料品を例にとって、考えてみて下さい。
肉や野菜などの生鮮食料品、コロッケやハンバーグなどのレトルト食品、焼き鳥の缶詰やみかんの缶詰などの保存食品を考えてみて下さい。
普通、生鮮食品の賞味期限は、4〜5日です。
レトルト食品なら半年程度、保存食品なら数年はもちます。
すると、生鮮食料品は、4〜5日しかもちませんから、多少高いと思っていても買わなければなりません
食べなければ栄養失調になりますから、買わざるを得ないのです。
ところが、レトルト食品なら半年間保存できますから、ちょっとでも高いと思えば、買わなくて良いのです。
本当に安いと思ったときに、半年分を買い溜めしておけば良いのです。
そして、それを消費する半年の間に、本当に安いと思える日を見つけて、再び買い溜めすれば良いのです。
保存食品に至っては、数年間も保存できるのですから、生半可な安売りで妥協する必要はありません。
店じまいセールとか、売り尽くしセールとか、本当に安いと思える日に買えれば良いのです。
実は、これらの食料品と同じように、株式にも賞味期限があるということを、あなたは知っていたでしょうか。

 短期投資、いわゆるデイトレードやスイングトレードに使用する銘柄の賞味期限は4〜5日、中期投資の対象となる銘柄では半年、長期投資だったら数年ということになります。
すると、食料品と同じように、銘柄の個性に合わせて、投資方法を考えなければなりません
短期投資なら、まず値動きが軽いということを考えなければなりません。
数パーセントの利益を積み重ねていくのが短期投資ですから、業績とか、テクニカルとかは関係ないのです。
今、このときに大きく値動きしてくれれば良いのです。
その値動きの良さを利用して、値幅を稼ぐだけですから、その会社が1年後に倒産していても、全く関係ないのです。
今、この瞬間が大事という銘柄が良いのです。
反対に、長期投資なら、値動きの良さよりも、業績が問題となります。
数年先の株価を睨んで投資するのですから、今の値動きよりも、将来の展望がしっかりした銘柄が良いのです。
短期投資のように、1年後には倒産しているでは済まされないのです。
また、長期投資の狙いは、株価倍増です。
このことを考えれば、目先、例え10%程度下げても、全く慌てる必要は無いのです。
目先の動きに一喜一憂するのではなく、数年後の未来に思いを馳せていれば良いのです。
また、中期投資なら、この短期と長期を組み合わせた形になります。

 このように考えると、短期のつもりで買った銘柄を、売り時を逃したからといって長期投資に切り替えたり、長期のつもりで買った銘柄を、目先の値下がりで、慌てて売ったりすることは、愚の骨頂ということになります。
生鮮食料品を買い過ぎたからといって、1ヵ月後に食べれば、おなかをこわすだけです。
また、保存食品を、欲しいからといって、急いで定価で買うのは、いらぬ出費をするだけです。
それぞれの食品は個性が違うのですから、その個性に合わせて取扱い方を考えれば良いのです。
それと同様に、株式投資も、その個性に合わせて投資すれば、それ程大きな失敗はしないと思います。
しかし、多くの投資家は、この個性の違いを認識せず、扱い方法を考えずに投資しているのです。
だから、短期的に急騰した銘柄を、後生大事に、塩漬け株として持っているのです。
また、業績が安定しているとの理由で購入したのに、なかなか上がらないといって直ぐに売ったりするのです。
株式を購入するのなら、購入する前に、少なくとも短期なのか、中期なのか、長期なのか、目標を確認してから購入するべきなのです。


コーナートップへ戻る

トップページへ戻る


 本サイトは、個人的な経験及び考えに基づいて構成されていますので、その内容において、正確性、信頼性および利益性を保証するものではありません。ですから、原因のいかんに関わらず、当方では、一切の責任を負いません。また、本サイトの情報に基づいて行った投資行為その他の損害についても、一切の責任を負いません。投資その他の行為については、自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。投資の最終判断、最終責任は、全てご自身でお願いします。