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中学生の投資学
☆☆これから社会に出る子供たちのための投資講座☆☆



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第39回 参加者全員が平等

 株式投資の世界は、足を踏み込んだその日から、誰でもディーラーになれます。
株式投資の世界は、実力の如何に関わらず、参加者全てが五分五分の条件下に、その日からおかれるのです。
このことは、一見、理想的なように見えますが、これは、ディーラーを始めとするプロから、サラリーマン、主婦、高齢者等に至る素人までが、ハンデ無し、イーブンの状態で参加しなければならないことを意味しています。

 例えば、ノーハンデで、プロゴルファーとゴルフ勝負をするようなものです。
果たして勝負になるのでしょうか。
多くの方は、そんな無謀なことはしないと言い切られるでしょう。
株式投資も、同じことなのです。
普通であったら、練習に練習を積み重ねた上に、徐々に自分のレベルを上げて、その上で、勝てるという手応えを得た上で、始めて試合に臨もうとするでしょう。
しかし、どうも株式投資をそういう風に考えている人は少ないようです。
証券会社に口座さえ開設すれば、ディーラー気分になるみたいで、直ぐに投資を始めてしまいます。
こうなると、いくら才能があったとしても、株式投資そのものを理解し、知識と経験を積み重ねて、ディーラー達と同じステージに上がれる実力をつける前に、資金を失って株式市場を去らなければならないようになります。
つまり、大部分の投資家が損失を出しているというのは、儲けられる実力がつく前に、株式市場から退場することを余儀なくされているということなのです。
それなら、どれだけ勉強すれば、ディーラーに匹敵する実力がつくかと聞かれるでしょうが、それはわかりません。
それは、個人差が大きく、早ければ数ヶ月でマスターできるかもしれませんし、長ければ一生かかってもマスターできないかもしれません。
甲子園を目指す高校球児を考えてみて下さい。
毎日、毎日、夜遅くまで練習して、それでも甲子園に行けるのは、ごく僅かです。
株式市場も同様に、儲けられるようになるには、努力だけでなく、環境や運も必要なのです。

 ところで、どうして素人のうちからプロ気分になるのかと言えば、株式投資の原理が、単純に見えてしまうからです。
安く買って、高く売るという表面的には非常に単純な原理であることから、その奥底にまで理解せずに始めてしまうからです。
しかし、単純であればあるほど、その深奥は覗きにくいものです。
理解しにくいものです。
一種の悟りと言って良いようなレベルのものなのです。
しかし、われわれは、日々の生活の中でも、悟りの境地にまで達することは、まずありません。
禅宗の僧侶でもない限り、悟りを啓こうとはしないでしょう。
ですから、その深奥の存在を理解できない人が多いのです。
その存在を理解し、そこに踏み込んで、初めてわかるという世界なのです。
そして、その世界は、踏み込んだ人しか当然理解できませんから、そんな世界は無いという人はいます。
というより、そういう人が殆どだということです。
何故なら、儲けられていない人が9割いるのですから、投資家の9割は知らないということだからです。

 株式投資を始めるということは、プロ相手に五分五分の戦いを挑むと思わなければなりません。
ハンデ無しの五分の戦いです。
このような状況で勝ち残るには、他人を当てにしてはなりません。
全て、自分自身の能力で勝たなければならないのです。
そのために、勝つ方法、生き残る方法が必要となるのです。


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