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中学生の投資学
☆☆これから社会に出る子供たちのための投資講座☆☆



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第48回 信用取引の必要性

 ところで、どうして信用取引なるものがあるのでしょう。
皆さんは、不思議に思われませんか?
どうして、証券会社は、お金を貸してまで取引をさせるのか??
それは、一つは、証券会社の収入は、顧客の手数料に依存する割合がかなり大きいので、できるだけ多く売買してもらおうという発想があるからです。
しかし、これは、証券会社の発想でしかありません。
実は、皆さんにとっても、信用取引があるか、無いかで、大きく異なる非常に重要な理由があるのです。

 それは、価格の安定の問題です。
最初の方で説明したように、株式市場では、売りたい人と買いたい人の意思の合致で値段が形成されます
ですから、買いたい人が多ければ株価は騰がり、売りたい人が多ければ株価は下がるという訳です。
で、その中で、売りたい人ばかりで、買いたい人がいなければどうなると思いますか??
答えは簡単です。
株価は値崩れを起こし、大きく下げてしまうのです。
だから、株式市場では、価格を安定的にするために、より多くの人に参加してもらう方が良いのです。
売りたい人も買いたい人も多ければ、売りたいのに売れない、買いたいのに買えないということにはなりません。
そのために、多くの売買をしてもらうために、信用取引なるものが創設されたのです。

 ところが、最近では、信用取引の性質を逆手にとって、暴騰、暴落銘柄を演出しようとする動きが出ています。
それは、信用取引には、通常返済期限があり、半年ないしは5年以内に返済しなければならないのです。
ですから、空買いであれば将来の売り圧力となり、空売りであれば将来の買い圧力になるのです。
この圧力が大きい銘柄は、やはりなかなか反対方向には動けません。
ですから、ムリに価格を吊り上げたり、売り込んだりするので、市場の方から規制をかけられることになってしまったのです。


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