| 9620 スクウェアの妄想 |
| 忘れもしない、1999年ノストラダムスが地球が滅ぶと予言した年です。この年が、私が、初めて株式投資で大儲けするぞ、と妄想を抱いた年でもあります。株式投資の「か」という文字も知らず、自分の才能を過信し、オレだったら儲かると、今から考えれば、とてつもなくバカで、赤面したくなるような発想で始めました。 1999年は、結婚して、暫く経ったころです。3,000万円あった蓄えが、結婚式や新婚旅行、マンションの頭金等に消え、1,500万円程度に減っていました。そこで、なんとか3,000万円に戻そうと株式投資に手を出しました。なぜ、私が3,000万円という大金を持っていたのか?それは、また、別の機会に・・・・。 さて、株式投資の右も左もわからない中で、最初に参考にしたのが「株価四季報」という本です。その中身を、ザーッと見てみると、かなり沢山の会社がある。その中で、やっぱり知っている会社がイイよなと言うことで、今は無き9620スクウェアを選びました。なぜ、9620スクウェアを選んだか・・・・・。実は、ゲーム株を買おうと、これからはインターネットを利用したネットゲームの時代だということで、目ぼしいところを探しました。9684エニックス、9654光栄、9697カプコン、9650テクモ、9752ナムコ、9766コナミと見たのですが、やっぱりドラクエだよなということで、9684エニックスを買いたかった。ちょうどドラクエZが発売間近ということで、期待も大きかった訳ですから。(今回のドラクエ[の比ではありません。個人投資家の間では、お祭り騒ぎでした。)でも、既に株価は10,000円というレベル。初めての投資にしてはちょっと高すぎるよな、と思ったところ、ふと見るとが9620スクウェアが7,000円。ドラクエが10,000円に対して、FFが7,000円ていうのは安いだろうということで、12月6日、めでたく始値成行きの6,910円で400株を買いました。会社情報も考えず、FFが7,000円は安いというだけで買ったのです。 すると、9620スクウェアは、スルスルと下がっていきます。合併により上場廃止になったので、正確にはわかりませんが、数日で6,000円程度にまで下げたと思います。ド素人の私は、狼狽売りなんかしません。なんせ、必ず騰がると思っていますから。損切りなんて、言葉も知りません。騰がると信じていますから。この素人考えは、成功します。6,000円を底に切り返し、月末には7,000円まで回復します。そして1月7日には、8,000円まで、一気に騰がります。それに気を良くした私は、1,000円×400株=400,000円やんと考え、8,000円で全て売ります。なんと、手数料を控除しても、370,000円もの利益を手にしたのです。完全にビギナーズラックです。しかし、当然、当時の私は、そんなことに気づかず、実力の成果だと思っていました。なんせ、私は天才だと思っていましたから・・・・。 ところで、9620スクウェアの快進撃は、実はこのとき、まだまだ始まったばかりだったのです。9620スクウェアの株価は、翌2月には、25,000円という信じられない値をつけるのです。FFの映画を全てCGで製作するということを発表して、大きく跳ね上がることとなったのです。もし、25,000円でなくて、20,000円でも売っていたとしたら、13,000円×400株=5,200,000円という利益になっていたのです。こんなに騰がるんだったら売るんじゃなかったと、大きく後悔しても後の祭りです。どうして8,000円程度で満足したのか。どうしてもっと強気にならなかったんだと。次からはもっと強気で勝負だ、とアホな決意をしました。取らぬ狸の皮算用、この経験が、私を妄想の世界へと呼び込み、多額の塩漬けを背負わせる原因となったのです。この続きは、またのこととして・・・・。 ちなみに、9620スクウェアは、このCG映画が評判倒れに終わってしまい、多額の借金を抱えて立ち行かなくなり、9684エニックスと合併することになりました。だから、9684スクウェア・エニックスとなって、今があるのです。 |
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