| 9737 CSKの選択 |
春に48万円もの損失を出した7964セガ・エンタープライズですが、ゲーム会社としては、一流の会社でした。特に「サクラ大戦」を始めとするコンテンツの開発力には定評があり、1,000円台の株価は、どう考えても評価不足と言われていました。しかし、この7964セガ・エンタープライズには、低評価を甘受しなければならない理由が、一つありました。そう、あの「ドリームキャスト」です。当時の7964セガ・エンタープライズは、まだ、ハードの開発から撤退していませんでした。6758ソニーのPS、7974任天堂のゲームキューブと、三つ巴のシェア争いを繰り広げていたのですが、実のところは、7964セガ・エンタープライズの一人負けという状態だったのです。7964セガ・エンタープライズは、「ドリームキャスト」から撤退すれば、優良企業に変貌するというのが、市場の一致した意見でした。 その7964セガ・エンタープライズの「ドリームキャストからの撤退」を、日経の一面がスッパ抜いたのです。2001年1月24日(水)のことでした。当然、7964セガ・エンタープライズはストップ高になることは、青二才にもわかりました。比例配分狙いをするかという考えが、青二才の脳裏を横切りました。ところが、このときの青二才は、これまでの失敗を糧にして、多少、株式投資を勉強していたので、ハタと閃きました。それは、7964セガ・エンタープライズ自身ではなく、周辺銘柄を買おうということです。7964セガ・エンタープライズは、買えないだろうが、周辺銘柄なら買えるのではないか??と。そして、7964セガ・エンタープライズのお陰で足を引っ張られ続けていた企業、つまり、親会社の9737CSKを買おうと考えたのです。そこで、青二才は、9737CSKを成り買いで1,000株指して、会社に出掛けたのでした。 すると、この日の9737CSKは、ストップ高したものの場中で寄り付き、一時は40円安したものの、再度ストップ高2,220円になって取引を終えました。青二才も、ストップ高の2,220円で買えたのでした。翌25日(木)は、160円高で寄り付いたものの、そのまま買い進まれて二日連続のストップ高2,620円で、取引を終えました。 ここで、青二才は考えました。まずは、明日が売りの日だろうということを。つい先日、9984ソフトバンクを売り損なったことを青二才は糧にしていたのです。「ストップ高の翌日は、値幅制限の半分で指す」というマイルールを、青二才は思い出しました。そして、2,820円で指そうかどうしようか迷いました。迷ったあげく、またストップ高かも・・・・、という欲望が、メラメラと青二才に沸いて来たのです。そして、指値をせずに、動きを見て売ろうと決めたのです。 26日(金)、青二才は、勤めを休んで、パソコンの前に張り付きました。青二才は、何円高で寄り付くかを楽しみにしました。と・こ・ろ・が・・・・・。気配値は売り気配!!つまり、二日連続ストップ高した上に週末でもあったために、多くの投資家が、青二才と同じように考えていたのでした。青二才は、狼狽売りしそうになりましたが、じっと堪えて寄付きを待ちました。すると、始値は、80円安の2,540円で寄り付きます。すると、途端に成り買いが入り、一気に買い上がられます。そして、2,850円を付けます。この間、数分でしょうか??青二才は、売らずに正解だったと、喜びます。ところが、2,850円で買いは終わり、一気に売りが入ります。青二才は慌てて売り指値をしようとしますが、スピードに指値が付いていきません。あれよ、あれよという間に、2,700円を割り、2,600円を割るのです。そして、恐怖に駆られた青二才は、成り売りで、買い板にぶつけて撤退しました。結局、売値は2,510円でした。この日の安値2,475円、引値2,620円ですから、底値圏での撤退を余儀なくされたのでした。 結局、この9737CSKでは、(2,510円−2,220円)×1,000株=29万円の利益を得たのですが、青二才は、後悔と、己のバカさ加減に、どっぷりと漬かっていたのでした。マイルール通り2,820円で指していれば、ほぼ高値圏での撤退ができたはず・・・・。本当なら、(2,820円−2,220円)×1,000株=60万円の利益になっていたはず・・・・・。それなのに、・・・・。撤退のマイルールは、厳守するぞ!!と、青二才は誓ったのでした。 |
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