| 5009富士興産の悦楽 |
もう、何度、心を入れ替えたか覚えていません。短期投資を志したのは何度目でしょう。何度やっても同じ失敗を繰り返す三流投資家を救う手立ては無いものでしょうか?? 2月12日(火)に処分した5631日本製鋼所と7964セガの代金に、手元に残っていた資金を追加して、なんとか100万円の種銭を用意した三流投資家は、再びデイトレを志しました。「必ずデイトレで成功する。」という意気込みだけは立派でした。復帰第一戦は4651サニックスで、2月19日(火)に2,420円買いの2,345円売りで失敗・・・・。2戦目が8101GSIクレオスで、25日(月)に300円買い、翌26日(火)に303円売りで成功と、チマチマした取引をしていました。三流投資家は、それでも良いと思っていました。自分の才覚では、大きく動く銘柄は手に負えないと感じていたからです。ところが、そこに、またまた三流投資家を悩ませる情報が・・・・・。それは、「5009富士興産に仕手が入った。」というものでした。 当時の5009富士興産は、1月中旬からジリジリと下値を切り上げる展開でした。70円程度の株価が、120円程度まで上昇してきていました。三流投資家が知ったのは丁度その頃で、下値から2ヶ月弱で倍に上昇していましたから、当然、三流投資家の手に負える代物ではありませんでした。三流投資家は、敢えてその情報を無視しました。そうしたら5009富士興産は、三流投資家を誘うかのように111円までの押し目をつけます。それでも、三流投資家は仕込みませんでした。これまで受けた多くの傷が、三流投資家に思い止まらせていたのです。 ところが、月が改まった3月1日(金)に、三流投資家は、突如として出撃することにしたのです。疼く傷も、情報の誘惑に負けたのです。始値128円で7,000株を購入したのです。そして、三流投資家の思惑通り、この日は引け間際に大きく動いて、高値140円、引値139円となるのです。更に週明けの4日(月)は、三流投資家を狂気させます。高値169円、引値156円という暴騰を演じるのです。三流投資家は、この動きを察知していたかのように会社を休み、板を見ていました。そして、170円の売り板の厚さを見て168円という高値で撤退することに成功したのです。そして、(168円−128円)×7,000株=+210,000円の利益を手にしたのでした。 実は、これが後の悲劇を生む序章だったのです。孫子には、「得て良い利益と、そうではない利益がある」とあります。この利益は紛れも無く、三流投資家には、得てはいけない利益でした。ところが、得てしまったところに、三流投資家の悲劇が隠されていたのです。その悲劇と言う本章は、次回にということで・・・・。 |
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