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株式投資体験記
☆☆今までの株式投資の成果というよりも・・・・・☆☆



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5009富士興産の苦悩

 5009富士興産で仕手株情報を上手に使えた三流投資家は、「やっばりデイトレは仕手株だよな。」と、いつもいつも成功したときに口にする言葉を言っていました。成功すれば、失敗したときの苦さを忘れることが、人が成長できない理由なのでしょうか??

 5009富士興産が調整に入ったので、三流投資家は、別の銘柄を探しました。3月11日(月)には、跳ねていた9841BMBを325円で買い、引け間際に340円で撤退し、(340円−325円)×3,000株=+45,000円。ところが、翌12日(火)には、同じく跳ねていた8815東急不動産を213円買い、205円撤退となり、(205円−213円)×4,000株=△32,000円となったのでした。

 そして、ちょうどこの頃になると、5009富士興産の調整が終わる気配となってきていました。三流投資家が撤退した翌日からの引値は、140円、142円、152円、149円、155円、153円、161円と、順調に下値を切り上げて、先の高値169円に迫ってきていました。そこで、そろそろ調整終了だと、上放れの時期だと、三流投資家は考えました。そこで、満を持して、3月14日(木)に再度、勝負に出たのでした。三流投資家は、このために家中から種銭をかき集めて、300万円強を用意し、始値165円で20,000株を仕込んだのでした。これで、損失を大きく挽回しようと妄想を企てたのでした。

 三流投資家が勝負に出たのですから、当然、5009富士興産が騰がる訳がありません。これまでの例に漏れず、寄高を演じてくれます。始値165円で直ぐに167円までつきましたが、その後売り物に押されて、150円台後半でウロチョロします。三流投資家は、直ぐに切り返してくるだろうと考えていました。ところが、この楽観が命取りでした。誰もが、5009富士興産は直ぐに切り返すと思っても、なかなか切り返せずにいたのです。ですから、当然、見切りの早い人が撤退を始めます。徐々に売り物に押され始めるのです。そして、仕手株の最終局面、つまり暴落へと転がり落ちていくのです。この当時、まだ定職に就いていた三流投資家が見たときには、既に株価は130円台に売りこめられていたのでした。

 「ここまで下げては、撤退できない。」と三流投資家は途方に暮れましたが、今まではこれで持ち続けて失敗してきたのです。それを思い出して、泣く泣く、133円で撤退したのでした。(133円−165円)×20,000株=△640,000円の損失を1日で被ったのでした。ここで三流投資家は、一つの決意をしました。それは、「株式投資で、勝負はしない。」ということでした。

 この後の5009富士興産は、翌15日(金)には111円まで売られ、そのまま100円を割り込み、反騰することなく、31円まで落ちて行ったのでした。つまり、その日中に撤退した三流投資家の判断は、間違っていなかったのです。ただ、惜しむらくは、仕込みの判断が一日遅ければ、ということでした。


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