| 7242カヤバ工業の転機 |
日経平均の暴落により、再び大損をした三流投資家の脳裏に過ぎったのは、前回の暴落時に買って儲けた7242カヤバ工業のことでした。もう一度、7242カヤバ工業で何とかならないかと考えて、10月10日(木)に、215円で10,000株を仕込んだのでした。 そしたら、日経平均の反騰に伴って、7242カヤバ工業も急伸します。引値ベースで、223円、229円、236円、251円、253円、そして21日(月)には277円にまで上昇するのです。たった10日程度で215円から277円に急伸したのですから、さすがに上げ過ぎと考え、三流投資家は翌22日(火)の始値286円で撤退したのでした。(286円−215円)×10,000株=+710,000円の利益でした。 そしてこの7242カヤバ工業で、三流投資家が気付いたのは、急伸したのは7242カヤバ工業だけでないということです。三流投資家が128円で損切りした6507神鋼電機も21日(月)には183円まで急伸していましたし、5701日本軽金属も89円から103円、6041ボッシュオートも132円から172円、6448ブラザーも788円から880円に上昇していたのです。これまで三流投資家は、自分が撤退した後の銘柄の動きは、全く見ていませんでした。ところが、この7242カヤバ工業での成功をきっかけに、自分の銘柄を再点検するということをやってみたのです。 すると、過去の取引では、いかに天井で買い、底で売っているのか、それが如実に現れて来ました。今まで、自分が常識と考えていたタイミングが、全て逆だということに気付いたのです。買いと思ったところというより、持たざる恐怖を感じたところが、実は売りのタイミングで、売りと思ったところというより、持ち続けて発狂しそうになったところが、実は買いのタイミングだったのです。 ここで、三流投資家は考えました。これまで自分が行ってきた取り引きの全ては、間違っていたのではなかったのか、ということを。たまに儲かることがあっても、その多くは損を積み重ねてきていたのです。元々三流投資家は、いかに良い銘柄を発掘しようかと考えて、そればかりをやって来ました。ところが、自分が失敗した銘柄も、タイミングが異なれば、大儲けとなっていたのです。つまり、投資は、銘柄よりもタイミングが重要だということに、三流投資家は始めて気付いたのでした。 |
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