| 7969タカラの複雑 |
7969タカラを残したのは、二流投資家に先見の明があった訳ではなく、単におもちゃ会社だったからという理由だけです。4917マンダム(実は4917マンダムもガンダムに似ているという理由で選んだ!!)という化粧品会社よりも、7969タカラというおもちゃ会社の方が、二流投資家にとっては、親近感がありました。この頃の7969タカラは、企業再生銘柄と言うことで爆発的な人気になり、大きく買い進まれた直後の最初の押し目でした。当然、二流投資家は、爆発的に買い進まれている動きを指を咥えて見ていました。そして、待ちに待った押し目だということで、数十ある候補銘柄の中から、7969タカラを選んだのでした。 そして、仕込んだ後の7969タカラですが、これが日経平均に寄り添うように、ピッタリと同じ動きをします。日経平均が底値をダラダラしている間中、7969タカラも、二流投資家の買値付近をダラダラとし続けます。この間、二流投資家は、痺れを切らして何度も、売ろうと考えました。ところがその都度、二流投資家は思いとどまりました。と言うのも、7969タカラには株主優待があったからです。このまま損切り値まで下がらなければ、株主優待をもらってから撤退しようと、二流投資家は、密かに目論んでいたのでした。 そうしたら、権利確定日の前日に当たる20日(木)に突如7969タカラは買われます。出来高は前日の倍にまで膨らみ、前日比+36円の664円まで買われます。そして翌営業日である24日(月)の権利日当日、この日は上放れて始まります。なんと買い気配で始まり、704円で寄り付いたのです。二流投資家は、買い気配になっているのを、勤務先のトイレの中で、携帯電話で確認しました。そして、売りたい病にかかったのです。このまま撤退すれば、10万円超の利益がある。権利落ちまで持続すれば、優待は手に入っても、利益が大きく減ることになる。期間はまだまだあるが、目標の10%は今日の寄り付きで十二分に超える。でも、優待も欲しい。色々な思いが頭の中を駆け巡る中、当時の二流投資家にとっては、優待よりも、利益の方が、はるかに価値があるものでした。そこで、二流投資家は、携帯電話から成り売りを発注したのでした。(704円−617円)×1,500株=+130,500円の利益を得たのでした。 その後の7969タカラの動きですが、翌25日(火)は、653円まで売られたものの、それ以上の下値はありませんでした。そして26日(水)には707円まで買われ、権利落ち分を一気に埋めてしまったのでした。そして、4月7日(月)には815円まで買われ、704円で撤退した二流投資家の気持ちを複雑なものにしたのでした。 |
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