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株式投資体験記
☆☆今までの株式投資の成果というよりも・・・・・☆☆



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8245丸栄の決意

 大きく仕込み過ぎて不安に駆られた二流投資家でしたが、一夜明けて、再び買い気配から始まる8245丸栄を見て、もう一勝負しようという気になりました。そこで、4日(金)に寄り付く前に成り買いを入れたのでした。そして始値299円で10,000株を仕込んだのでした。仕手株、仕手相場の本領発揮は、実はここからだったのです。

 この日の8245丸栄の動きは、常軌を逸していました。買い気配から始まり、299円で寄り付いてからも、買いの勢いが全く衰えなかったのです。買うから騰がる、騰がるから買うという言葉は、この日の8245丸栄のためにあったような言葉でした。しかし、当然このような動きは、二流投資家は知りませんでした。なんせ、この当時、二流投資家は、まだしがない公務員だったのですから。日々、1時間で終わる仕事と結論の出ない会議に追われて、無駄に時間を費やしていたのです。だから、当然、二流投資家の楽しみは、トイレで見る株価でした。ところが、この4月という時期は、新年度が始まり、さすがの役所も忙しい時期で、こういうときに限って時間が無くて見れなかったのです。だから、二流投資家が株価を知ったのは、その日が引けた後の引値である340円だけだったのです。とは言え、その引値を見て、二流投資家は唖然とします。いくら低位株で値幅制限が大きいと言っても、前日比+46円で、尚且つ高値引けです。この勢いの凄さに、呆れて言葉も出ませんでした。

 そして、週の明けた7日(月)、運命の日です。この日も、二流投資家は朝の9時半から会議がありました。そこで、会議の前に手持ちの銘柄である8029ルック8245丸栄の株価を確認しました。すると、8245丸栄は、買い気配のまま値付かずだったのです。昨日の棒上げの動きを受けて、大きな買い呼び込みながら、ドンドン気配値を切り上げていたのです。「今日はストップ高かもしれない。そしたら、明日は成り売りしよう。最低でも450円くらいになっているだろうから、150万円以上儲かるな。」と、二流投資家は一人皮算用をして会議へと入ったのでした。そして、その会議が終わった12時前。当然前引け後です。8245丸栄の株価を見た二流投資家は、再び唖然としたのです。なんと312円と表示されていたのです。二流投資家は、わが目を疑いました。しかし、312円は現実の数字だったのです。この日、8245丸栄は、買い気配で始まり380円で寄った後に400円まで買われましたが、その後は抉るように急反落したのでした。二流投資家は、売り気配で始まる後場に成り売り注文を出し、302円で撤退したのでした。(302円−299円)×10,000株=+30,000円の利益でした。

 確かに、二流投資家はプラスで撤退できましたが、その心は大損したと思っていました。なんせ、150万円儲けたと思っていたのです。3万円では話になりません。そして、この結果を受けて、公務員などしている場合ではないと、二流投資家は考えたのでした。


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