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エピソード 瑞姫の場合 瑞姫は、親の欲目を抜いても、とてもかわいくて、優しくて、思いやりのある子です。 誰にでも仲良く、優しくするよう教えてきた通りに育った子です。 先日も、幼稚園に迎えに行ったときに、妻が担任の先生に言われたそうです。 「今日、瑞姫ちゃんの班でもめごとが起きたんです。みんなが瑞姫ちゃんの隣に座りたくて揉めていたらしいんです。」 「それで、どうなったんですか。」 「瑞姫ちゃんを真ん中にして座ることで落ち着きました。」 「真ん中・・・・・。」 「はい。」 「真ん中って・・・・。」 「瑞姫ちゃん、癒し系で、いつも人気ものなんですよね。」 「・・・・・・・・。」 陸の場合 節分の日に、幼稚園で豆まきをするために、男の先生が鬼に変装したそうです。 この鬼が、けっこうリアルで、子供にとっては、かなり怖い感じだったそうです。 教室内で豆をまくと、掃除が大変ということで、運動場で豆まきをすることになったそうです。 鬼が教室に乱入して、子供を教室から追い出すということになっていたらしいのですが、一つ問題がありました。 陸の存在です。 こういうときの陸は、非常に頭が切れます。 陸は、運動場に出ると鬼が追いかけて来ると考え、一人で教室内に隠れて、鬼が出て行った隙に、「カチャッ!!」と、鍵をかけました。 それに気付いた担任の先生が、 「陸くん、ここ開けて!!」 陸は、クビを横に振りました。 「陸くん、お願いだから開けて!!」 「・・・・・・。」 「陸くん、先生、鬼さんに食べられちゃう!!」 「・・・・・。」 「りくく〜ん!!」 そこに鬼が来て、先生を食べるふりをしましたが、冷たい陸は、見て見ぬフリをしました。 いくら言っても、陸が鍵を開けないので、仕方なく開いていた窓から鬼が中へ・・・・・。 陸は、窓越しに、ずっと先生を見ていたので、鬼が入ってきたのに気づかず。 そして、陸は気づかないまま、鬼にバックを取られます・・・・。 陸の引きつった顔が脳裏に浮かびます。 以来、暗くなってからトイレに一人で行けなくなりました。 やはり、まだまだツメが甘いです。 凛の場合 凛は、どうも末娘ということで、甘く育てすぎたみたいです。 自分の思い通りにならないと、奇声を発して泣き続けます。 最近は、これではダメだと思い、泣いても放置する戦略にでているのですが、敵も考えているようで、私に怒られると妻に、妻に怒られると私に、訴えにやってきます。 先日も、泣きながら、私のところにやって来ました。 「とぅぉたん、とぅぉたん、ウェ〜ン。(お父さん、お父さん、聞いて、聞いて。)」 私が抱き上げると、 「ヒック、ヒック、あっちぃ。(あっちに行こう。)」 と言って、リビングの方を指差します。 リビングに行くと、 「あれぇ〜。(あれ。)」 と、しまじろうのDVDを指差します。 「今、お姉ちゃんがテレビ見てるからダメでしょう。」 「いやぁあ、いやぁあ。(イヤ、イヤ。)」 「もう少し待ちなさい。」 「いやぁあああああああああ!!!」 と、こっちが何か悪いことでもしたかのような絶叫と共に、脱力攻撃と奇声攻撃が始まります。 私の腕を振り解いて、床に仰向けになって暴れます。 それでも、私が相手しないということがわかると、ムクッと起き上がって妻のところに歩いていきます。 「たぁたん、たぁたん、ウェ〜ン。(お母さん、お母さん、聞いて、聞いて。)」 「あんた、また来たの。ビデオはおねえちゃんが終わってからって言ってるでしょ。」 いつも、この繰り返しです。 |
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